ウーリツァ・ラップ(улица рэп)というのは、ツイッター上で「(ROAD RAPの)ROADに変わるロシアにふさわしい言葉を編み出したい」というフレンドさんのポストに答えて友人が考えだした言葉。улица(ウーリツァ)=通り/街路=STREET=ROADっていう事。本国でもそういうタイトルのコンピは有るんすけど、これは日本でいう"ストリート系"(〜系って付くのはカルチャーじゃなくてマーケティングでしょ)みたいな意味で使ってるぽいので音の方向性とかジャンル名や概念は無くて、まあ、自分のなかでもそこまで定義が有る訳じゃないんですが…響きも凄く良いので個人的に勝手に旧ソのラップを呼ぶ時に使ってます。とりあえずは最初に貼ってるLegion CLANの雰囲気をを基準にしてたりしていて、それと下に貼ったPVは割と共通項が多いと思います。本当曖昧で身内にしか通じない言葉すけど、この辺がウーリツァ・ラップかなと。
この辺りがど真ん中ですかね。
音的にはウーリツァ・ラップだけどPVの方向性が少し違う。盲目の社会っていう意味のグループのビデオ。落書きだらけの裸電球のアパート、一方は常に手で顔を隠し、もう一方は窓の外を見つめながらラップしてる。これはちょっと震えました。
PVじゃなくてライブ動画、ロシアで定期的に開催されているヒップホップ/グラフィティ・パーティー"1315"でのLegion CLANのライブ。多少編集されてるけど20分以上で多分フルセット。グループ名連呼、フック合唱、ダイブ、盛り上がってます。
ポーランドのラップ、これはウーリツァ・ラップとはちょっと違うと思うんだけど、最高に良いビデオなので。この感じ、ラップ・フランセに近い感じを受ける、バンリューの団地的なカルチャー。ちろんその意味にも色々有ると思いますが。
これはちょっと貼るの迷いましたが、音楽としてもビデオとしてもちょっとビビりましたね… ロシアンコサック・ラッパーがコサック合唱団をフィーチャーした1曲。「愛国主義養成プログラム」以降の今のロシアでコサックで有る事を標榜するって事は完全にゴリゴリ…「スラブ人は~言語の共通性をなによりのアイデンティティとしている」その言語でラップするってことはこのグループに関わらず、他のグループでも少なからずそういう部分も有るのかもしれないですが
-Belarus&Ukraine-
全く言葉が分からない国のラップやられてた。歌われてる内容以前の部分にまずやられるっていうのはハードコアでも同じだったけど、やはり歌詞の内容やスタンスも気になる。ビデオやマイスペとかのイメージから想像したり、少しずつアルバムを訳したりして理解しようとしてるけど中々難しかったり。音楽の本質や魅力が歌詞にだけ有るとは思わないし音を聴くだけで理解出来る事も有ると思うけど言葉が分からないとそこに甘えちゃう部分も有って…また少しずつは理解していきたいすね。
НЕНАВИСТЬ/HATE
ベラルーシの"HARDCORE RAP"グループ。НЕНАВИСТЬは憎しみって意味でマイスペの写真(↑)には「LA HAINE」とフランス語での表記も有る。これは絶対映画観てるし、影響受けてるんじゃないかなと。3人組だし、ビデオを観てると映画を思い起こされる部分も有る気も。自称してる通り確かにハードコア・ラップ、人脈的にもそう括れるラッパーやハードコア・バンドに繋がってるし、アンダーグラウンドで"ウーリツァ・ラップ"
Третие Грани/Third face
上でも貼ってるけど、これが完全な"ウーリツァ・ラップ"。彼らのビデオはどれも"ギャング"的な怖さとはまた違うものを感じるんだけど… 活動や繋がりが少しづつ見えてきたり、曲タイトル訳したりしてるとそこまで直接的な表現は無いみたいかな…、ストリートをラップしてるっぽい印象かなと。
マイスペから落とせるアルバムはクラシックです。
ウクライナ語(Українська мова)
ロシア帝国の強力な中央集権体制の下で、ウクライナ文化は分離主義的であるとして弾圧され、ウクライナ語の使用も制限されるようになった そもそも、ロシア帝国ではウクライナ語という言語の存在は認められていなかった。ロシア帝国では、これを「ロシア語の小ロシア方言」と規定しており、公式文書や「真面目な」文学作品などはすべてロシア語で記述された。 ウクライナ文化圏では、従来ロシア語、ポーランド語、ドイツ語、そしてウクライナ語など多言語による舞台用喜劇脚本が多く物されてきた。 ウクライナでは、独立以後も一部でロシア語排除を唱える勢力や、それに対しウクライナ語を蔑視する勢力もあり、将来的な衝突・分裂の要因のひとつとして憂慮されている。 「スルジク」と呼ばれるウクライナ語とロシア語の混成語が蔓延している現状もある。
ベラルーシ語(Беларуская мова)
17世紀後半には、ポーランド文化が流入。上流階級の人々はポーランド語を話すようになり、ベラルーシ語は平民の言葉となった。 ウクライナと異なり、ベラルーシの人々に一体性のある民族的な意識はなかった。ポーランド・リトアニア共和国では、上流階級は自分たちのことをポーランド人と考えていたため(?)である。近年でも、ベラルーシの人々はロシアとの区別を強くは意識しない。
1930年代に入るとスターリンの言語政策により情勢は一変する。1933年の正書法改革では、ベラルーシ語の表記法が、明らかにロシア語を真似たものに換えられた。この新しい体系を、当時のベラルーシ共和国政府の呼称にちなんで「ナルコモフカ」と呼ぶ[4]。現在に至るまで一般に用いられるベラルーシ語はこのナルコモフカをもとにしており、ゆえに本来のベラルーシ語に比べロシア語化されたものとなっている。
1995年には国民投票が行われ、ロシア語にベラルーシ語と同じ地位が与えられることが決定された。2005年現在、これまでにない規模でロシア語化が推し進められており、ベラルーシ語に対する政府の支援はまったくない。 ロシア語化政策の影響から、「トラシャンカ」と呼ばれるロシア語とベラルーシ語が混ざった言葉が蔓延している。
「スラブ語派は言語にアイデンティティを強く持ってる」て上でも書いてて、ラップも盛り上がってると思ってたけどそれがアイデンティティで有る故に弾圧されたり他所に求めざるえなかったりした状況を経て、その上で同じく言葉にアイデンティティを託すであろうラッパーは自国かロシアかどちらの言語を選択しているのかが気になった。活動範囲やリスナー層を考えてロシア語を選択するのか、ルーツを重んじたり自国をレップするために自国の言葉を使うのか… 当然聴き分けられないんだけど、印象とか両国の首都圏の人達は基本的に両方の言語を理解するらしい事を考えると、ロシア語が多いのかもしれない。そもそも、今ラップをやっているような奴らは既にロシア語に親しんだ世代で、"普通"の思想をラップしているようなラッパーはそこまでこだわりも無いかもしれない。youtubeとかのタグをみるとウクライナやベラルーシのラッパーでもrussian rapっていうタグが付いてたりして、リスナー的には周辺地域も含めて俺もそうだけど"RUSSIAN RAP"って括りなのかもしれない。というか本当にロシア語でラップしてるだけかもしれないけど。
でも、バイオとか曲のタイトルとかをweb翻訳なんかしてるとウクライナ語をロシア語で訳しても不完全だけど殆どの言葉が訳されたりする。上のような状況の後殆ど同じ言語だからか、「トラシャンカ」や「スルジク」が多く使われていたり、流れや韻に合わせて二つの言語を単語単位で使い分けてるような印象も有って、それが今はしっくり来る気がしてるけど実際はどうなんだろうか…
この辺りがど真ん中ですかね。
音的にはウーリツァ・ラップだけどPVの方向性が少し違う。盲目の社会っていう意味のグループのビデオ。落書きだらけの裸電球のアパート、一方は常に手で顔を隠し、もう一方は窓の外を見つめながらラップしてる。これはちょっと震えました。
PVじゃなくてライブ動画、ロシアで定期的に開催されているヒップホップ/グラフィティ・パーティー"1315"でのLegion CLANのライブ。多少編集されてるけど20分以上で多分フルセット。グループ名連呼、フック合唱、ダイブ、盛り上がってます。
ポーランドのラップ、これはウーリツァ・ラップとはちょっと違うと思うんだけど、最高に良いビデオなので。この感じ、ラップ・フランセに近い感じを受ける、バンリューの団地的なカルチャー。ちろんその意味にも色々有ると思いますが。
これはちょっと貼るの迷いましたが、音楽としてもビデオとしてもちょっとビビりましたね… ロシアンコサック・ラッパーがコサック合唱団をフィーチャーした1曲。「愛国主義養成プログラム」以降の今のロシアでコサックで有る事を標榜するって事は完全にゴリゴリ…「スラブ人は~言語の共通性をなによりのアイデンティティとしている」その言語でラップするってことはこのグループに関わらず、他のグループでも少なからずそういう部分も有るのかもしれないですが
-Belarus&Ukraine-
全く言葉が分からない国のラップやられてた。歌われてる内容以前の部分にまずやられるっていうのはハードコアでも同じだったけど、やはり歌詞の内容やスタンスも気になる。ビデオやマイスペとかのイメージから想像したり、少しずつアルバムを訳したりして理解しようとしてるけど中々難しかったり。音楽の本質や魅力が歌詞にだけ有るとは思わないし音を聴くだけで理解出来る事も有ると思うけど言葉が分からないとそこに甘えちゃう部分も有って…また少しずつは理解していきたいすね。
НЕНАВИСТЬ/HATE
ベラルーシの"HARDCORE RAP"グループ。НЕНАВИСТЬは憎しみって意味でマイスペの写真(↑)には「LA HAINE」とフランス語での表記も有る。これは絶対映画観てるし、影響受けてるんじゃないかなと。3人組だし、ビデオを観てると映画を思い起こされる部分も有る気も。自称してる通り確かにハードコア・ラップ、人脈的にもそう括れるラッパーやハードコア・バンドに繋がってるし、アンダーグラウンドで"ウーリツァ・ラップ"
Третие Грани/Third face
上でも貼ってるけど、これが完全な"ウーリツァ・ラップ"。彼らのビデオはどれも"ギャング"的な怖さとはまた違うものを感じるんだけど… 活動や繋がりが少しづつ見えてきたり、曲タイトル訳したりしてるとそこまで直接的な表現は無いみたいかな…、ストリートをラップしてるっぽい印象かなと。
マイスペから落とせるアルバムはクラシックです。
ウクライナ語(Українська мова)
ロシア帝国の強力な中央集権体制の下で、ウクライナ文化は分離主義的であるとして弾圧され、ウクライナ語の使用も制限されるようになった そもそも、ロシア帝国ではウクライナ語という言語の存在は認められていなかった。ロシア帝国では、これを「ロシア語の小ロシア方言」と規定しており、公式文書や「真面目な」文学作品などはすべてロシア語で記述された。 ウクライナ文化圏では、従来ロシア語、ポーランド語、ドイツ語、そしてウクライナ語など多言語による舞台用喜劇脚本が多く物されてきた。 ウクライナでは、独立以後も一部でロシア語排除を唱える勢力や、それに対しウクライナ語を蔑視する勢力もあり、将来的な衝突・分裂の要因のひとつとして憂慮されている。 「スルジク」と呼ばれるウクライナ語とロシア語の混成語が蔓延している現状もある。
ベラルーシ語(Беларуская мова)
17世紀後半には、ポーランド文化が流入。上流階級の人々はポーランド語を話すようになり、ベラルーシ語は平民の言葉となった。 ウクライナと異なり、ベラルーシの人々に一体性のある民族的な意識はなかった。ポーランド・リトアニア共和国では、上流階級は自分たちのことをポーランド人と考えていたため(?)である。近年でも、ベラルーシの人々はロシアとの区別を強くは意識しない。
1930年代に入るとスターリンの言語政策により情勢は一変する。1933年の正書法改革では、ベラルーシ語の表記法が、明らかにロシア語を真似たものに換えられた。この新しい体系を、当時のベラルーシ共和国政府の呼称にちなんで「ナルコモフカ」と呼ぶ[4]。現在に至るまで一般に用いられるベラルーシ語はこのナルコモフカをもとにしており、ゆえに本来のベラルーシ語に比べロシア語化されたものとなっている。
1995年には国民投票が行われ、ロシア語にベラルーシ語と同じ地位が与えられることが決定された。2005年現在、これまでにない規模でロシア語化が推し進められており、ベラルーシ語に対する政府の支援はまったくない。 ロシア語化政策の影響から、「トラシャンカ」と呼ばれるロシア語とベラルーシ語が混ざった言葉が蔓延している。
「スラブ語派は言語にアイデンティティを強く持ってる」て上でも書いてて、ラップも盛り上がってると思ってたけどそれがアイデンティティで有る故に弾圧されたり他所に求めざるえなかったりした状況を経て、その上で同じく言葉にアイデンティティを託すであろうラッパーは自国かロシアかどちらの言語を選択しているのかが気になった。活動範囲やリスナー層を考えてロシア語を選択するのか、ルーツを重んじたり自国をレップするために自国の言葉を使うのか… 当然聴き分けられないんだけど、印象とか両国の首都圏の人達は基本的に両方の言語を理解するらしい事を考えると、ロシア語が多いのかもしれない。そもそも、今ラップをやっているような奴らは既にロシア語に親しんだ世代で、"普通"の思想をラップしているようなラッパーはそこまでこだわりも無いかもしれない。youtubeとかのタグをみるとウクライナやベラルーシのラッパーでもrussian rapっていうタグが付いてたりして、リスナー的には周辺地域も含めて俺もそうだけど"RUSSIAN RAP"って括りなのかもしれない。というか本当にロシア語でラップしてるだけかもしれないけど。
でも、バイオとか曲のタイトルとかをweb翻訳なんかしてるとウクライナ語をロシア語で訳しても不完全だけど殆どの言葉が訳されたりする。上のような状況の後殆ど同じ言語だからか、「トラシャンカ」や「スルジク」が多く使われていたり、流れや韻に合わせて二つの言語を単語単位で使い分けてるような印象も有って、それが今はしっくり来る気がしてるけど実際はどうなんだろうか…
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